Wrangell Narrows(ランゲル狭水路)

10月15日、06時30分起床、寒い朝、ゴミをだす、桟橋に凍った犬のウンコ

07時32分、エンジンをしっかり温め出港、今日のコースはエンジンが頼りである

21海里の狭く浅い水路に、66個もの立標やブイ、灯台が並ぶという

当然、潮流の影響も多く受ける・・・

写真上  右側の陸地がピータースバーグの町

写真上  64番立標付近で潮待ち

全体のイメージとしては、満潮に近い時間帯に連れ潮で通り抜けたい

写真上  大分明るくなる・・・海鳥達も動き出す

写真上  水路を覗き込む・・・若干の朝靄

霧で視界が悪い場合、航路を外し錨泊するルールだ

写真上  62番浮標

08時05、満潮少し前に水路に入る

写真上  幸い視界良好・・・一度に沢山の標識が目に入る、混乱しそう

詳細な海図と照らし合わせ、標識の番号を一個一個潰して行く

目測による航法はしばらくぶりなので・・・少々戸惑う

写真上  44番立標、潮が引き始めた・・・連れ潮

写真上  10時33分、34番立標のメンテナンス

立標の先端に作業員が乗っている・・・電球の交換?

立標に負担が掛からないよう上手に船をコントロールしていた・・・

ブイや立標の位置誤差は5日に一回調査、調整をしているそうだ・・・

 

老朽化した標識が多くメンテナンスも大変だろう

また、海図より浅い所も散見され浚渫も必要だろう・・・

潮流の影響か、2、3箇所「ヤバイなぁ・・・!」と感じる箇所が有った

とにかく海図と標識に忠実に航行することが大事だ・・・

自己判断は事故の元だ

写真上  一番立標・・・10時50分、水路を抜けた

この水路の制限速度は7ノットだ、最短時間で抜けたことになる

 

12時39分、Vank I.の南0.25海里で複雑な潮流

13時50分、Wrangell着岸

さすがにロシア領時代からの港、自然の地形をうまく利用した良港である

Petersburgへ・・・ゴージャスな山岳風景

10月14日、06時起床、気温0℃、ついに零下となる

写真上  凍る船外機カバー

天気は快晴と思われる

舫いロープはワイヤーのように硬く氷り、クリートから外れない

やかんにタップリお湯を沸かしロープを融かす

 

06時50分、エントランス島出港、セール(帆)を出すとバリバリと嫌な音、生地や糸が切れないか心配だ

セールから小さなツララや、氷の破片が落ちて来る

写真上  林間の谷間から一瞬見えた岩峰・・・元クライマーの血が騒ぐ!!

 

しばらく激しいウネリが続く・・・潮流と思われる

トリッキー(複雑に入り組んだ)な岩礁の海域を注意深く抜け

Frederick Soundの広い海域に入ってからはウネリ静まる

 

12時04分、Boulder Pt.にかかり北東に広がる風景に圧倒される

写真上  ランゲル・ナローズ(狭水路)の入り口の港町

14時15分、ピータースバーグ着岸、防波堤の無い港内の流れの速い港である

写真上  ダンサー夫妻・・・水上機運送業者・・・ヨットに住んでいる

当然この海域の情報を沢山持っていた・・・情報有難う

シャワー、洗濯、プロパン補給、食糧購入・・・

写真上  メロニィーとヨシアのカップル・・・新婚だ

古い大きな木造ヨットを買い、船内に木工場を作り・・・

コツコツ建具を製作して船をリニューアルしていた・・・「木造船は改造しやすいんだよ・・・」と・・・居間は完成、台所はまだと新妻若干不満そう・・・

「夫の夢の大航海は何時実現するのかしら・・・?」と新妻

 

「リトル・ノルウェイ」と言われる豊かそうな清潔な街だ

北欧からの移民が街を発展させてきたそうだ・・・

車も走り、家々は美しく人口も多そうだ

 

夕食は、テンダーロイン・ステーキ、クラムチャウダー、野菜炒め・・・

 

Entrance I.(エントランス島)へ

昨夜遅く漁船入港

挨拶をすると遅い夕食の準備中だ

「食べていきなよ・・・」という

チキンに塩コショウをしフライパンで焦げ目付けオーブンへ

ビールを飲みながら「幽霊」の話・・・「出るらしいよ・・・」と

チキンローストの味付けは皮がカリカリで繊細な塩味、絶品でした

 

朝、見たらその漁船は有った・・・甲板にはミゾレが薄く積もっていた

彼らは「幽霊」ではなかったようだ・・・それにしても寂しい桟橋だ

写真上  漁船は出て行き・・・音一つしない

 

07時07分、タク・ハーバー出港、気温3℃、無風

09時22分、Midway I.(ミッドウエイ島)、4℃、曇り空、時々雪が舞う、南西の風14m、ランニング(追い風走)7,1ノット走りは快調・・・ここから東に伸びるTracy Armは深く切れ込んだフョルドである、視界も悪いので来年の夏に寄ろう

 

12時34分、Sunset I.(サンセット島)広い海域となり波が悪い・・・高さ70m程のThe Twins(双子島とでも言うのか?)を過ぎエントランス島の小さな入り江に滑り込み、穏やかな海面となる

写真上  エントランス島桟橋・・・人気が無い、私達だけ

木こりのキャンプが対岸にあり、山林は伐採されアラスカらしさは無い・・・小さな桟橋で4隻も入れば一杯だ・・・寒さと疲れで昼ね

夕食は蟹豆腐

JUNEAU・・・大きな街の不便

税関は空港にある・・・出頭しなくてはならない

日本のヨットは、各港に入港するごとに税関に報告義務がある

日本の船だけである・・・税関の無い港では電話で報告する

日本の税関が外国船にそうしているからと・・・報復的意味合いだと言う

それも最悪だが、今日は土曜日、明日も税関は休みだ・・・前へ進めない

写真上  休日のジュノー・・・ダグラス島を背景にセーリング

 

大きな街はヨッティーには不便である・・・我々は陸上時の足を持たない・・・自転車はあるが妻は乗れない!

写真上  係留した給油桟橋は街外れである・・・

税関、海図・書籍店、スーパーマーケット、バー、船具屋、どこに行くにもバスやタクシーに乗る・・・

小さな港街は桟橋近くで全て完結するのに・・・

写真上  ジュノー中心部

写真上  ジュノーは巨大クルージング船の寄港地・・・桟橋の壁画

初冬のジュノーは寂しい・・・雨が降ればいっそう寂しい

ここに留まる理由はお役所の手続きだけだ・・・

写真上 ジュノー・ハーバー・オフイッサー Dwight J Tajonさん

「そうガッカリしなさんな・・・!」とテホンさん・・・

月曜日の午前中に手続きが終わるよう手配してくれると言う・・・

ネイティブ(チルカット族の血をひく)の優しさ・・・有難う

「街を楽しんで・・・」と

着いた日の夕食はメキシコ料理店へ

翌日は、湯豆腐と大根の煮物・・・スーパーで大根見つける!

JUNEAU(ジュノー)へ

06時48分、まだ暗い中Auke Bay出港

雪線は樹林帯まで下がっている・・・気温5℃

JUNEAUまではGASTINEAU CHANNELを航行できれば直ぐ隣である・・・

非常に浅い水路である・・・ヨットは満潮時しか無理だろう

DOUGLAS島を迂回しSTEPHENS PASSAGEを南下する・・・

 

スティーブンス水路に入ると直近に鯨の群れ・・・

写真上  しばらく見とれる

 

10時30分、DOUGLAS島の南端Pt.TANTALLORをかわし北へ転舵・・・JUNEAUへの入り口GASTINEAU CHANNELへ入る

写真上  州都ジュノー遠望

写真上  ジュノー沖到着・・・

今日の停泊地HARRIS HARBORへはジュノーとDOUGLAS島の間の橋をくぐらないと入れない・・・クリアランスは50フィート!

ハーバーマスターにVHF(無線)で問うと「最干潮時に来い・・・」と言う・・・

最干潮時になってもマストが触れそう・・・

かなり揺れるが給油桟橋に係留している漁船に抱いてもらう・・・

AUKE BAY(オーク湾)へ

10月9日、ちょっと変わったものをお見せします

写真上  満潮時に船をセットする・・・

写真上  干潮になるとご覧のとうり・・・作業員が船底を見ている

干満の差が大きいこの地方では、クレーンで吊り上げなくとも

潮位を利用し、船底のメインテナンスが出来る

船が転倒しないよう舫いロープの調整が必要だ・・・

 

09時40分、「来年の夏、また会おう・・・!」とドミトリーに見送られ出航

10時26分、Icy Straitへ入りPt.Sophia(ソフィア岬)で鯨を見る

写真上  気温が低いせいか鯨の吐く息が鮮明だ・・・

写真上  100m以上距離を取るルールだ・・・

接近するも逃げ足は速い(10ノット位で泳ぐ)・・・突然近くに現れることもある・・・

 

14時07分、Pt.Retreat灯台(写真下)正横

1897年ユーコン川流域で砂金が発見されゴールドラッシュになった

この海域で難破する船が多く、その対策の為に作った歴史ある灯台だ・・・

一攫千金を目指す人たちを乗せた船は、ここから北のLynn Canalに入りSkagwayへ・・・金鉱掘りたちは上陸し、Chilkoot Passの急峻な登りで苦しむ・・・

写真上  Pt.Retreatの対岸

写真上  Stephens Passageに入ると山が迫る

写真上  自然からもらった食糧は無駄にしない・・・妻のポリシー

食べきれなかったオヒョウを細切れにしてカモメに・・・

再びHOONAHへ

10月6日の23時Hoonah到着

深夜にも関わらず、ハリバット漁帰りの漁船は煌々と作業灯を点け解体作業をしている・・・私達は舫いを取って、そのままベットへ

写真上  解体作業は翌朝も続いていた・・・

 

10月7日、ほぼ丸一日寝て過ごした・・・

ベットの中で、村上春樹「中国行きのスローボート」を読むも集中できない・・・テイストが私に合わないみたい・・・途中で投げ出す

「ノルウェーの森」はあんなに良かったのに・・・

 

10月8日、午前中カナダ国境までの海図不足分をチェック・・・

昼過ぎジェイさん現れ射撃に行こうと誘われる

ちゃっかりハーバーマススターの車を借りてくる・・・

写真上  AK-47突撃銃、マグナム44など試射する

AK-47突撃銃は反動も素直で撃ちやすい・・・

「なかなか上手いじゃない・・・」当然です、自衛隊の一級射手でしたから・・・

マグナム44は反動が大きく両手で何とか撃つ・・・連射は無理だ

妻が撃つと弾は空に向かって飛んで行った・・・

ジェイさん「白頭鷲は大丈夫か・・・?」とつぶやく・・・

写真上  その夜は船で大宴会となる・・・妻、飲みすぎ・・・

氷河湾国立公園のプレッシャーから開放されたからかも知れない・・・

 

写真右はドミトリー君、ロシア人である・・・ジェイさんの助手だ

元ソ連海軍水兵で、シベリアで木を切り、自分達で製材し帆船を作りアラスカまでやって来た・・・

写真上  凄い存在感の船だ・・・船首の十字架がお守り

海上であったら海賊に見間違えそうだ・・・

帆も自分達でミシンを踏んだ

航海計器はコンパスだけ・・・

貧弱な海図しかなく三隻だった船団は一隻は座礁し海底へ・・・

一部の乗組員はアラスカで下船した・・・

サンフランシスコ沖で一隻、最後の一隻はサンディエゴ沖で沈没し

彼らの計画的なアメリカ移住は成功した・・・!

 

凄い生命力だ・・・!

この世には未だ見ぬ凄い奴がいっぱいいる・・・!

 

ドミトリーはソ連極東潜水艦隊に居たが

彼の乗った原子力潜水艦は、三年間修理ばかりして動かなかった・・ソ連軍は治安軍になったそうです

私は北海道で対ソ連軍担当の部隊に居た・・・

ジェイさんは元海兵隊のベトナム帰り・・・

そして妻は中道左派、愛と義の「饗応夫人」・・・

 

「呉越同舟!!」・・・「平和の価値を考えましょう・・・!!」

政治、宗教、主義主張を超越すれば・・・

個人として良い奴は、良い奴だ・・・!

 

なんだか皆さん、悪酔いしませんでしたか・・・?

妻の補足

私はフランス文学の次にロシア文学が好きで、ロシア人には好感を持っている。しかし、実際にはドストエフスキーやトルストイ、チェーホフの登場人物を通してしかロシア人を知らない。

だから、本物のロシア人に会えたことはとても嬉しいことだった。それも名前がドミトリーだなんて。期待に違わず、彼は好青年で私たちは、レッドキャビアと称するいくらのオイル漬けをお土産に貰った。

彼の住んでいたシベリアの家は、冬季、トイレも外まで行かなければならないと聞き、その生活の凄まじさを思った。互いに母国語ではない英語がネイティブの英語より分かりやすく、また少しお酒が入った方が、細かいことにこだわらず英語が出て来るものだ。

ついでに一言

最近の若い人がドストエフスキーを知らないことには本当に驚く。美容院で「何の本ですか」と聞かれ「ドストエフスキー」と答えると「何ですかそれ」と来た。冗談だと思っているとどうもそうではないらしい。ドストエフスキーを知らない人がいるなんて思ってもみなかったことだ。

それから会う若い人に必ず聞くとほとんどの人が知らなかった。しかし、読書好きの人の間では、聞くことが違う。「カラマーゾフの兄弟」は何人兄弟か? この答えは、もちろんスメルジャコフを入れるんだろうなと思う。

氷河湾国立公園・・・4

Johns Hopkins Inlet最奥へ

写真上  Johns Hopkins氷河の舌部、左からも氷河が合流している・・・フエアウエザー山から幾つもの氷河が合流している為か、岩石が氷に混ざり美しさよりも荒々しい感じだ・・・この奥にヒマラヤを思わせる高山が連なっているはずだが・・・

写真上  Iceberg(氷山と訳すがここでは流氷)に囲まれる、更に15分程氷をかき分け進むも身動きが出来なくなる・・・船を回そうとするも船体に氷がぶつかる嫌な音はするが舵が効かない・・・時間を掛け何とか船首を出口へ向ける・・・

写真上  流氷の密集海域から抜ける・・・風の影響で氷は拡散す

写真上  「ターン!」と乾いた銃声が切り立った岩壁にコダマする・・・今朝天気を聞いた漁船がこの最奥の入り江で操業していた・・・大きなオヒョウ(ハリバット・Halibut)を釣り上げていた・・・大きなオヒョウは甲板で暴れると危険なので、水面に浮いたところを拳銃でトドメをさす

老人に近い年齢の漁師二人組み・・・古い木造漁船・・・敬意を感じる

写真上  Kodiak島の釣具や見た写真・・・昔はこんなのが釣れたという・・・

二人に礼を言い、別れを告げる・・・「早く湾から出たほうがいいよ・・・」と言われる

写真上  12時45分、いなり寿司にて昼食・・・

パークレンジャーのパトロールボートが忙しく走り回っている・・・

写真上  Reid Glacierが落ち込むReid入り江・・・

手前にモレーン砂嘴の様になり、強風時以外は入り江の中は良い泊地と言う・・・

来年夏の楽しみに・・・

写真上  東の海岸は氷河が少なく感じる・・・

写真上  シャチ(Killer Whale)だ!

写真上  母親と子どもみたいだ・・・

写真上  ハンプバック鯨(Humpback Whale)みたいだ・・・

写真上  岸辺に森林が現れると緊張感から開放される・・・

写真上  最初の緊張は嘘のような時間が流れていく・・・

写真上  クライマー仲間に見せたい・・・登攀しがいの有りそうな山々が続く・・・

16時15分、VHF(無線)16チャンネルでナショナル パークサービスを呼び出す・・・12チャンネルへ変波の指示・・・

「只今、氷河湾をでます・・・」・・・と報告・・・

写真上  左の山裾に漁を終え帰港する漁船が見える・・・

湾外へ出て、Hoonahへ向かう・・・

 

氷河湾国立公園・・・3

10月6日、06時、起床・・・霧だ!

写真上  気圧1039mb、気温5℃、無風・・・

07時、出発予定時間・・・中止し様子見・・・北東に開いた入り江なので長居するには不安がある・・・気圧は下がり始めている

写真上  恐ろしい物が見えそうで・・・見えない不安・・・

07時37分、抜錨したものの、濃い霧が渦巻くようにオンディーヌを覆い、直ぐにまた視界不良になる・・・

入り江の中をゆっくり反時計廻りに広い水路へ・・・霧薄くなる

レーダーに船影・・・フォグフォーンを鳴らし近づく

写真上  操業中の漁船に天気を聞く・・・「良いけれど短いよ・・・」

霧は入り江の中だけに留まっていたようだ・・・

写真上  Lamplugh Glacierに近づく

岩の向こうに氷が盛り上がっている・・・

写真上  小ぶりな氷河だが幻想的なブルー・・・しばし見とれる

写真上  何も問題ないのに緊張が取れない・・・

写真上  気温が低いせいか・・崩れる様子はない

写真上  氷河中央の黒い変色は、上流で氷河の合流した証である

写真上  Lamplugh Glacierを離れ奥へ進む・・・

写真上  ここから先はJohns Hopkins Inletだ

写真上  妻に舵を持ってもらう・・・寒そうで可哀そう・・・

写真上  Iceberg(氷山と訳すがここでは流氷)が出始める

エンジン回転数1000くらいで、超スローで進む・・・

一人は船首に立ち、大きな氷塊は避け進むものの、船体やプロペラに氷の当たる音は嫌なものだ・・・

二人ともに五感を研ぎ澄まし・・・ずべての兆候を感じ取ろうと言葉が少ない・・・

 

氷河湾国立公園・・・2

06時、起き出して外を見る・・・霧だ

意気消沈・・・再び寝袋の中へ

ギャレー(台所)からカチャカチャ音がして・・・コーヒーの香り

漁船のエンジン音が聞こえ始める・・・

写真上  霧の中から漁船の錨鎖を巻き上げる音がする・・・

写真上  1038mb、気温8℃、霧、無風・・・霧の中から漁船

写真上  10時、漁船動きだす・・・

我々も錨を揚げよう・・・暖気運転を始める・・・

視界が悪い中・・・断固たる決断ではないが・・・

写真上  Glacier Bayを北西に針路をとる・・・

13時15分、北西の風が吹き始めると視界が開ける・・・

写真上  パトロールボート、漁業監視に忙しく走りまわる・・・

写真上  視界が開けると威圧的な高山が我々を見下ろしている・・・

謙虚にしていなくては・・・何時、自然が暴れ出してもおかしくないし・・・私達はあまり会話もなく・・・艇速も上がらない

氷河も流氷も見る前に、氷河湾のオーラに肝っ玉を掴まれてしまったか・・・?

写真上  14時、Blue Mouse Cove

北側の海岸近くに投錨するも錨効きがよくない・・・

南側の錨地へ再度投錨・・・北東に大きく湾口が開いているのであまり居心地はよくない・・・

蟹を茹で上げ夕食の準備・・・今日は30海里しか進まなかった・・・正直に言うと「進めなかった・・・」

何かが私を優柔不断にしている・・・