マスト破損について
破損の引き金を引いたのは
7月28日のワイルドジャイブ(主帆の暴れ)だろう
私の操船ミスでもある
遠因としては10年の中古艇であること
カナダから世界を巡って日本へ来た訳だからかなり使い込んでいた
実際、メインエンジンは換装しなくてはならなかった
マストを支えるハリヤード(ワイヤー)は全て交換したが
マストは外見上問題があるとは思えなかった
ひび割れて、内部から錆びが流れ出ていた
写真上 内部が腐食していた
原因は「電食」・・・電位差のある金属が触れる事による錆びである
マストのデッキ付近の内側にウレタンが詰めてあった
マストを伝わり船室内に水が入るのを止めるため・・・?
こんな事をすると此処に水が溜まるのに
マストを加工する時
各種金属がどうしても内部に落ちる
そこに水気が有れば「電食」が発生する
しかも、一番ストレスの掛かる場所だ
最近はウレタンを詰めたりしない