私たちは泣いています
「パコ」の遺骨を海に還した
私たちが海で死んだら、君と一緒になれる
天寿を全うしたら、ここに散骨する、と約束する
ヨッテー、ヨットのあるライフスタイル
私たちは泣いています
「パコ」の遺骨を海に還した
私たちが海で死んだら、君と一緒になれる
天寿を全うしたら、ここに散骨する、と約束する
グリに出会う前、私たちは通算百匹を越える猫を飼った
立川のデザイン事務所では、多いときには40匹を越えることもあった
この猫の名前は「パコ」という
この子とヨットで旅をしたかった
出発直前に天国へ旅立ってしまった。
日本のガラパゴス島、小笠原列島・父島に着いたわけですが、この島独自の生態系保護のために、野良猫の対策が急がれている。
友人の奥さんの紹介で、島でただ一人の獣医(都の職員・写真中央)さん(なかなかのイケメン)と相談し、近い将来、避妊手術し家猫として飼う様アドバイス。健康診断も問題なかった。
6月8日、母島から来ていた、民宿の姉妹が引き取ってくれることに。名残惜しそうな妻、ボロンは幸せに暮らしていると、何度か便りが届い。
指宿出港の朝、1992年6月1日、捨てられた子猫を発見
見送りの人たち、誰も飼ってくれないという
「じゃー、小笠原まで一緒に行こう」と妻、
蚤を取り、シャンプー、リンスして乗船を許す
友人の「ケンチャン」のヨットみたいに蚤だらけでは・・・
6月6日父島到着までのセーリングが始まる。
心細そうな子猫、ぼろ雑巾みたいなので「ボロン」と名づける。
修理、メンティナンスできることは、何でも自分で
桜島の噴煙・火山灰が作業の邪魔をする
直ぐそばに「浜の茶屋」という旨い飲み屋さん
作業のあと、毎晩通う
妻は動物好き。
小笠原から沖縄を目指す途中、エンジン故障、換装するのに半年、鹿児島・平川港に滞在・・・夜な夜な天文館に出没・・・。1992年5月
ポンコツの中古艇を2年かかりで修理、シェークダウンし日本脱出、
太平洋戦争、最初の玉砕の島、アッツ島に寄りベーリング海をとうりアラスカへ向かう。
「グリ」に出会うための冒険がはじまる。
通称 「グリ」 1993年3月25日生まれ
本名 Mr.Canadian Grizzly Bear
性別 オス・雑種
性格 グリーズリーベアーの様(乱暴もの)
母猫 ヴァンクーバー在住の、シングルマザー
ヴァンクーバーの高級住宅地に住む旧知のヨットマンから貰う