英語に疲れて

7月26日、税関でアラスカの州都「ジュノー」へ8月末まの期限付きの「パーミッション(航行許可証)」を発行してもらう

「ヒバリノさん」からダンジネス蟹の差し入れ、さらに中古海図、この海域で使用されている無線の周波数表を頂く・・・これはのちのち非常に役立った!

 

コーストガードで天候の確認をし、日水の小山さん、伊東さんに差し入れをいっぱい頂、見送られ11時50分離岸した

「お世話になりました・・・有難うございました!!」

12日間の「楽園生活」からの旅立ちである

湾を出て振り返ると

教科書に出てくる様な典型的な氷河跡の地形が刻まれている・・・写真上

先端からは川が滝となって海に落ちていた

写真上  フランスのヨット「ジャバデュー(Jabadao)」

日の丸を見て寄ってきた

小笠原・父島から来たといいフランス訛りの英語で話しかけてきた

「ダッチハーバーに寄り、君たちを追いかけるよ・・・」と

再会を約し分かれる

 

今夜は隣のアクタン島のAkutan Harbor に泊まろう

わずか3時間のセーリングである

心の隅に外洋に出て行く勇気がまだ湧いてこない自分がいるし

二人だけなら英語も必要ない

写真上 停泊灯

港の入り口に小さな魚加工工場がある

港といっても中規模の自然の入り江である

一番奥、深水9メートルに30メートルの錨鎖を出し

錨をしっかり海底に食い込ませた

差し入れのお陰で、すごい夕食「北海の珍味の山」である

 

静かな夜である

海岸に草原が広がり、小屋と柵がある羊でも飼っているのだろうか?

夜もふけ灯油の停泊灯に火が燈され

かすかに揺れる・・・心地良い眠りへ