この家でグリの誕生

グリの実家、フィンリーさん家族

ヴァンクーバーに住むフィンリーファミリーとは1991年6月に小笠原の父島で会った。彼らは家族5人ヨットで南太平洋を廻り、父島に来た。私たちが日本近海を廻っている間、東京湾のヨットハーバーの私たちの場所を提供したので、彼らは東京見物をし、秋葉原、デズニーランド等を楽しみ帰国した。

小学校の先生だったお母さん、ワイルドな実業家のお父さん、長男モーガン、長女のシンディ、末っ子ニコラスは小学生。そして泳ぐ猫「タイガー」が一緒だった。でも、残念なことに帰路その猫は、太平洋を泳いでいて消えてしまった。

写真上 グリのお母さん 右から2匹目がグリ

ヴァンクーバーでは、フィンリー氏に大変お世話になった。

パコが亡くなってしまってから、私たちはヨットの旅に猫を連れて行くのは諦めていた。それは適応できる猫が身近に居なかったこともあるが、狭い空間に閉じ込めることが可哀想だったからだ。

それがひょんなことからグリが乗るわけだが、それはまだ1年も先の話しになる。

グリは、6匹兄妹で、オスは2匹。シンディから、「どうしても1匹貰ってほしい、そうでないと保健所行き」と言われ、一番やんちゃなグレーの子猫を選んだ。

写真上  グリの来た日・・・お昼ねから目覚めて

名前はその場ですぐに決まった。

ミスター・カナディアン・グリズリーベアは、毛布をお母さん代わりにして、ヨットの暮らしに直ぐ馴れた。