コディアック(Kodiak)島出港

2時間ほどで油圧のパイプ交換し

広い海域でテスト航行・・・OK

やはりオンディーヌの舵効きは敏感で、それなりに気をつけたほうが良いとのこと

これ以降、故障はなくなった

 

コディアックベア(アラスカ最大のヒグマ)には会えなかった

 

「カタプール」のパットはヨットをここ上架し越冬させ

家族とフロリダへいくという

8月24日「ハリケーン・アンドリュー」がフロリダに壊滅的被害をあたえた・・・風速68メートル

すでにパットは電話で現地の建設会社と契約し大工として働くそうだ

「出産費用が大きかったからね・・・」と

「来年再出発だよ・・・」と

 

カタプールの一家を招いて

ささやかな、出産祝いをした・・・すき焼き

日本の活字に飢えていた奥さんは本棚の中から

アラン・ボンバール著「実験漂流」を選び読みたいと言う

友人からプレゼントされた古い本だ

まだ読んでいなかったが貸した

 

9月5日(土)鶴田さん母子に見送られコディアックを出港

九日間の滞在中、奥さんには大変お世話になった

車を出して頂きスーパーマーケット・セーフウエイで大量の食料買出し、洗濯、入浴など細かく気を使っていただいた

そろそろ旅に疲れ始めた妻の好い話相手になってくれた

妻の手作りのアップルパイでオンディーヌでのお茶(アフタヌーンティー)も付き合ってくれた・・・有難うございました

 

五時間の航海でアホグナク島(Afognak)のBack Bayを目指す、途中、目の前で鯨が跳ねる

写真上  若干荒れる海を走る「カタプール」

先行していたカタプールが引き返してくる

VHF(無線)で「ワイフの具合が悪いので戻ります・・・」と

我々の見送りがてらバック湾でピクニックを考えていたが

以外に風も波も悪く帝王切開の病み上がりでは無理だろう

「実験漂流」はかえって来なかった

 

ラッコが泳ぐバック湾に投錨

写真上 森の中の錨泊

 

チンジャオロースとイクラ醤油漬けで夕食

妻は疲れて就寝、私はホーマー(Hommer)までの海図を研究

明日からは難コースが待っている

風は無く静かに揺れる・・・夜