Meyers Chuckの夜

強風の朝、デッキ上のゴミをカラスが漁っている・・・始末を忘れていた

写真上  追っても直ぐ戻ってくる・・・老齢のカラスだ

10時の気象用FAXを見ると風は弱まりそう、海賊の委員会(委員長は妻)は「駄目なら帰る・・・」ことにして、出港を決定

10時50分、気温13℃、1008mb、若干のウネリ、航行ルートは風かげで影響なし

12時、Luck Pt.東1.5海里、1009mb、南東9mの風・・・島の森は無残に伐採されアラスカらしさは無い

13時、1010ミリバール・・・気圧の上がり方が早い、南東14m

14時、Narrw Pt.北東2海里、1011mb、南東18mの風・・・風かげが終わり風強く感じる・・・視界良好

写真上  海岸に大量の流木が積み上がっている

Clarence StraitとErnest Soundが交わる海域に、大量の流木が集まり悩まされる

15時、今日の泊地、Meyers Chuckの入り江が狭く分かりづらい・・・入り口に有る筈の岩礁が見つからず緊張する

港内に入ればコンパクトな居心地の良さそうな所だ・・・

写真上  右奥が入り口、狭く岩礁が多い・・・夜の出入港は怖そう

写真上  桟橋側は水上機の滑走水面だ

長身のリーさん来船し、学校のシャワーを使う許可をくれる・・・この学校の教師だった・・・奥さんのメグさんも教師だ

夕食が終わったら自宅へ来いという・・・近くのUnion Bayに住むヨッティー、ベーニーさんも来ていた

メグとリー夫妻の小学校は生徒5人、あと一人減ると閉校になり子供達は通信教育となり、彼らは転勤しなければならない・・・

兄弟二人の家族が引越ししそうで、ここが大変気に入っている彼らの目下の悩み・・・

ハーブ茶と砂糖もバターも使わないクッキーを頂く・・・

写真上  メグとリー夫妻・・・ヒッピー世代?

ヴェジタリアンの彼等は日本の食文化に興味を示す・・・特に豆腐の作り方を教えろと言うが・・・勉強しておけば良かった・・・

自分達で海苔の養殖もしていた・・・乾燥のプロセスを知りたがっていた

船から海苔を持って来てプレゼントする・・・プラスティックみたいと感想・・・

多少心得のある茶道の話になるも、茶道の精神などとなると・・・英語力が問題で話はあまり深まらない・・・残念!

写真上  ベーニーさん

物静かなベーニーさんはUnion Bayも良い所なので来年の夏は是非寄ってくれと言う・・・

そして、カナダに行ったらLasqueti Is.でジャンク風のヨット「中国雲(China Cloud)」のシャリーとアラン夫妻に会うと良いと言う・・・興味深い話を聞けるだろうと・・・

ラスケチ島はヒッピー文化の島で、化石燃料を極力廃し、風力や太陽光発電で暮らしているそうだ

ベトナム戦争当時は沢山の脱走米兵士をかくまった伝説の島と言う

これから南下して、頼りになりそうなヨット仲間を何人か紹介してくれた・・・

夜遅くまで話込む・・・英語に疲れたが良い雰囲気の歓談だった