HOONAHは安全な港である
嵐が近づくと操業中の漁船や、ヨットが避難してくる・・・
船に閉じこもっているのも飽きると、お互いの船を訪ね交流が始まる
日章旗を見て、いろんな人たちが来る・・・
妻は「饗応夫人」と化す・・・!
写真上 漁師のパットさん、かつて早稲田大学に留学していた人・・・
最初は一人で来たが、安全な日本人と確認し、2回目は息子のケリー君を連れて来た・・・ケリー君、日本人に興味津々
お父さんは「これが日本人だ・・・!」、「醤油味のハリバットはこんな味だよ・・・」菓子を出すと「これが日本のスナック・・・」と説明・・・?
更に滞在中何度も顔を出したが、いつも鮭やハリバットを持って来てくれた
写真上 ヨット「MORNING FOG」ナンシーとアーウインのカップル
ワシントン州Tacoma(タコマ)にある「Afifi Shrine Yacht Club」の会長である
最近はアラスカのこの近辺が気に入り,夏のシーズンはヨットで暮らし、冬はキャンピングカーでメキシコ辺りで過ごすそうだ
「直ぐ冬が来るから早く南下しなさい・・・でもGiacier Bay(氷河国立公園)は寄っていくべきだ・・・」アラスカ海域で必要な海図、常備すべきガイドブック、職業漁師の使う出版物(年鑑)など、いろいろ教わる・・・
旅先で日本からの郵便物の受け取りは、寄港予定のヨットクラブとか、大きな町ならアメックスの事務所がいろいろ便宜を払ってくれると・・・
リタイアして、こんな理想的暮らしをしているヨッティーに沢山会った・・・マストの修理や冬の過ごし方を心配してくれた
来年も、ここで又会おう・・・
写真下 奥の壁にある箱が「記録式気圧計」折れ線グラフで7日分の記録が取れる・・・気圧の底が分かりやすく重宝している・・・気圧の上がり始めが、天候回復の兆しである
写真上 ヨット「SNOW BIRD」のグレーさん
つい最近ニューヨークから移住しヨットを買って暮らし始めた人だ
N.Y.は何度も訪れた好きな都市ナンバーワンである・・・友人も多い
妻の好きなオペラの話、行きつけだった食料品店「ゼイバース(ZABAR’S)」の絞りたてのオレンジジュースやキャビア、生ハムの話など・・・盛り上がる
グレイさんは都会の暮らしに少々疲れたと・・・
知的でナイーブそうな人柄でここの暮らしを続けられるか私は心配だ・・・
ヨットや海のこともあまり知らない様子だし・・・
「ジュノーの南の入り江Taku Harbor(タク・ハーバー)には美しいゴースト(Ghost)が住んでいるんだよ・・・君たちは信じる?」などと他のヨッティーとは一味違ったロマンチックな会話を楽しんだ・・・
妻からの補足
グレイさんは、如何にもニューヨーカーという感じで、それまで旅で会ったアメリカ人とは全然違う。ひと口にアメリカと言っても東部と西部では全く違うし、南部も違う。アメリカの各州はかなり旅したが、中央部だけは行く機会がなかった。そしてニューヨークはまた別。ニューヨークは普通のアメリカではない。その部分だけがインターナショナルなことは勿論、アメリカとは桁外れに洗練された別都市だ。