コディアック島はアラスカ西部のメジャーな漁業基地の一つである
人口は3500人前後だがサーモンシーズンには多くの労働者が流入する
直行で46時間位、途中で一泊するかは悩むところだ
初日の夜間航行で一部詳細な海図がない
波の静かな夜、比較的背の高い岩壁の海岸線はレーダーに良く映り
・・・・切り抜けホッとする
二日目午前6時、Castle Bayの特徴ある岩峰が自船の位置を確信させる
大型の漁船が複数操業している
外洋性の大きなうねりは気にならない
写真上 キャッスル湾、いかにも西洋のお城(ゴシック風、二本の岩峰)・・・この裏に良き錨地あり
天気図を見、コディアック島へ一気に走ろうと決める
鯨を良く見る
16時50分北西の風になり
ランニング(追風走)となる
病み上がりの自動操縦を解き、自ら舵を持つ
写真上 夜が迫る
Trinity島の浅い海域(水深40~50m)では
風が振れ南風に変わりウネリが島へ針路を寄せる
トリニティー島に続くTugidak島は
北側にあり平らな地形でレーダーに映りにくく
怖がりのせか、ついつい予定コースから沖合いに針路を選び時間を食う
浅い海が巨大なウネリを発生させる
写真上 新月の夜が近い・・・闇夜の追い波は嫌いだ
翌朝南西の風25メートル
プレーニング(追い波に乗り滑走する)で
8ノットを越え進路が一定しない
自ら舵を取るが、これが疲れてしょうがない
時々、巨大な追い波が迫り、座っていても思わず立ち上がりそうになる
恐ろしい!!
明るいうちにコディアック港へ入港できればラッキーだ
疲れは頂点だ