7月30日、物音で起きだすと投錨作業中の漁船
「気まぐれ号(Caprice)」
そそくさと作業を済ませ、手を上げ挨拶して、船内へ入り出てこない
彼らも荒天に疲れているのだろう
08時、「気まぐれ号」を起こさないように静かに抜錨
湾外は昨日とうって変わってフラットカーム(凪)だ
Pankof岬灯台をかわし暗岩(水面に隠れた岩礁)の多い海域へ
写真上 Pankof岬とFurosty Peak(5820フィート)
針路前方には霧が出ている、雲の中からは雪をまとったフロスティー峰
「隠れた岩礁と霧」最悪の組み合わせだ
霧にまかれてもパニックにならない様、忠実に海図をトレースする
操業中の漁船数隻と交差する
写真上 振り向くと穏やかな「魔女たち」
14時、King Coveのハーバーマスターに無線で入港許可を求める
パナマ船籍の貨物船、日本人が乗っているそうだ
写真上 キングコーブ漁港と村
無線を聞き、日露漁業の高木さんが出迎えてくれる
筋子の出荷最盛期で徹夜作業が続いているという
写真上 日露の高木さん
写真上 陸上電力の設備(ショアパワー)
マリーナのような設備で電気も使える
オヒョウ(ハリバット)をいただき、バター焼き
ロール白菜ひき肉詰め
電気スタンドも明々と船室内を照らし夕食の食卓・・・都会生活だ
但し、村の周りの「ブラウンベアー」に注意しなさいと
この後、思わぬトラブルになり、10日も滞在することになろうとは・・・・