再訪・小人の入り江・・・2

10月3日(土曜日)、10時頃本降りの雨になる・・・

気象FAXをチェック・・・明朝出港・・・3日くらいは天気が持ちそうだ

 

ベイリー先生宅で洗濯・・・先生は出勤

私は彼女の本棚の「ナショナル・ジオグラフィック」をパラパラ見る・・・

行って見たい場所が一杯出てくる・・・

時間をもてあまし一人で散歩へ・・・

写真上  古い除雪機が雨に濡れている

冬が近い・・・

氷河湾クルーズが済んだら、直ぐ南へ下らなくては・・・

 

先生が帰宅し昼食を用意してくれた・・・メキシコ料理だ

Carne Asada(薄切りの牛肉をにんにく、青唐辛子、玉ねぎ、クミン、コリアンダー等の入ったオイルマリネに漬け、焼き上げる)・・・Flour Tortillas(小麦粉のクレープみたいなもの・・・トウモロコシの粉でも可とか)で巻く

トマト、玉ねぎ、アボガド、サワークリームを一緒に・・・

ピリ辛のソース(Pace Picante Sauceがベストと)を絡めて食べる・・・

適度にジューシーでなかなか美味い・・・!!

何時もの事ながら、食べ終わってから写真を撮っておけば良かったと想う・・・

 

雨は上がった・・・

衣類乾燥機でホカホカの洗濯物を持って帰船・・・洗濯袋が温かく気持ち良い

写真上  後ろの漁船は出漁準備・・・明日、ハリバット漁解禁

写真上  アルミのボート・・・早そう、好い感じ・・・

写真上  夕食はベイリー先生を招いてすき焼き・・・

先生は近々、人事異動でここを去ると言う・・・

来年夏には会えない・・・妻残念がる・・・私も

彼女は夫と同じ学校での勤務を希望していた・・・多分、州都ジュノー

 

私達の越冬地はシアトルか、ヴァンクーバーと伝えてあった・・・

数校の英語学校のリストを用意してくれていた

移民の為の英語クラス、コミュニティーやボランテイア主催のものなど・・・

再訪・小人の入り江・・・1

10月2日、07時、バートレット・コーブ抜錨、8℃、霧雨

下げ潮に乗りIcy Straitへはいる

エルフィン・コーブ手前、South Inian Passの渦潮が治まるのを一時間ほど待つ、霧雨で景色は見えない・・・コーヒーブレーク

 

09時57分、連れ潮でSouth Imian Passへ入る

少し渦潮は残っているが、快走・・・

10時50分、下げ潮で浅い水路をドキドキしながらインナーハーバーへ

借りていた海図を返却する・・・とても助かりました!

写真上  冬支度のエルフィンコーブ・・・沖で流木を拾ってくる

小屋の下の海岸に丸太・・・写真クリックすると良く見える・・・流木は木材運搬船から落水した丸太である・・・海上に結構浮いている・・・あるネイティブの集落では流木を集め、それを薪にして生計を立てていた・・・

 

昼食は野菜炒めラーメン・・・蒸し蟹タップリの乗せ・・・

写真上  静かな入り江・・・船は微動だにしない

 

学校帰りのクリスがやって来て「家の猫、見に来ない・・・?」

妻は嬉しそうに私を急かす・・・

写真上  「もっと居るのに・・・」三匹無理やり集合

写真上  妻も参加・・・部屋中に笑いが溢れる・・・

夕方、ベイリー先生が訪問「洗濯物はないの・・・?」「明日、お願いします・・・!」

一緒に船で夕食・・・豪華蟹玉、ミモザサラダ・・・

長い夜はおしゃべりがなかなか終わらない・・・先生へ蟹をお土産に・・・

BARTLETT COVE(バートレット湾・氷河湾入り口)

10月1日、結局Hoonahには4日間滞在した

「シーズンオフでもあるし、君らはゲストだ・・・」と

係留料の支払いをハーバーマスターは免除してくれた・・・

「いろいろ、ご迷惑をかけました・・・有難うございます・・・」

 

07時45分、出港、木こり達も斧やチェンソーを満載して入り江の奥へ出発・・・ここは森林伐採の基地の村でもある

写真上  森が広範囲に伐採されている(写真クリックしてください)

今はひき潮であるが、桟橋の支柱の高さで干満の差が分かる・・・

観光ばかりが産業ではないのは分かるが、観光客は禿山を見たくない・・・

 

11時10分、Ancon Rk.ブイ正横

ブイがあるので安心出来るが、非常に浅く波も悪い

北に転舵しバートレット湾へあと5海里である・・・

 

12時、氷河湾国立公園の桟橋に舫いを取る

写真上  氷河は見えない・・・

 

上陸、公園案内事務所は閉鎖されていた

ビジターセンターの巡回中の職員の車で更に奥にある

National Park Serviceの事務所へ送ってもらう

来年夏、再訪の情報収集である

 

6月1日~8月31日までの氷河湾入域は予約制になっている

二ヶ月前に第三希望日まで明記し申請する

一日25隻までしか入域できない

滞在は最長で7日間

48時間前にVHF(無線)か電話で予約の確認

予約確定日以前に到着し、VHF(無線)をスタンバイし指示を待つ

6月4日~15日が最も希望者が多い・・・次は夏休み期間

入域前に公園管理官からレクチャーを受ける・・・動物達の聖域範囲、ゴミ持ち帰り、トイレの排水基準、停泊場所の指示等々

 

今回は規制期間外なので、無線申告のみで数日後の入域許可をもらう・・・

桟橋の柱とマストが絡みそうで湾奥へ移動し投錨する

 

ジェイと釣ったキングサーモンは脂が乗りすぎだ・・・

刺身一切れで口の中は脂で一杯だ・・・調理法を工夫しなくては

軽く炙り、ポン酢と大根下ろしでとか・・・肝心の大根は無いけど・・・

写真上  蟹かごを入れたら大漁・・・折り重なるように入っている・・・ダンジネスクラブ(イチョウガニ)です

 

蒸しカニ、カニ豆腐、カニオムレツ、かにの味噌汁・・・至福の夕食!

 

講談社現代新書・弓削達著「地中海世界 ギリシアとローマ」読了・・・歴史の本にしては著者の人柄が伝わる・・・いい本だった

HOONAH(フナ)・・・4

朝、ハーバーマスターがやって来て「ヨットを奥へ移動せよ・・・」

直ぐにエルフィン・コーブへ帰るつもりで港口に係留してあった・・・

写真上  荒天になると「うねり」が入るという・・・奥は大丈夫!

ハーバーマスターはノルウェイ人とネイティブのクリケット族の混血だと言っていた・・・若干のアジア人的風貌と、正義感あふれた仕事ぶりに好感が持てる

写真上  ハーバーマスター

港の管理の他、アマチュアの釣り人の監視もしていて、白人にも媚びることなく是々非々で堂々たる態度・・・仕事へのプライドを感じる

 

朝、郵便局の前に人だかりが・・・こんなに人が居たんだ・・・

配達人が居ないので各自私書箱へとりに来る・・・車で、ボートで・・・

写真上  郵便も荷物も、人も犬も運んでくる水上機

 

船に帰るとジェイという長身の漁師が訪ねてきた

「君は釣りのライセンスは持っているか・・・?」と聞かれた・・・「はい!」

「数時間は天気が持ちそうだから、俺とサーモン釣りに行こう!」

写真上  怪しい雲が出始めている

湾口で釣れるのならと出港する・・・ジェイさんの指導で・・・

写真上  アラスカン・キングサーモン!!

三匹でやめておけば良かった・・・

帰港したらハーバーマスターがやって来て

「君らは三匹以上釣ったろう・・・巡回判事が来たら裁判だ!!」

ジェイさんはコマーシャル・ライセンス停止と言われる・・・ジェイ真っ青!

「でも今回は英語の理解が出来ない事として・・・大目に見よう!」

「次は、厳罰だぞ・・・」とウインク・・・

ジェイさんはこっそりその場を立ち去った・・・

 

夕方、ジェイさんがやって来た・・・

「俺の船で一杯やろうぜ・・・」・・・悪びれた様子なし

父親の残した古いヨット、船内は「武器庫」だ・・・

写真上  S&Wマグナム44、AK-47突撃銃・銃剣付

ジェイさんは海兵隊のベトナム帰還兵だった・・・

「自分の周りに銃が無いと落ち着けない・・・」と言う・・・PTSD?

他にも何丁もの銃やナイフ、実弾が棚の中から出てきた・・・

 

今、カンボジアへ日本の自衛隊が派兵されている・・・

「平和維持軍といっても、それは大変なことだ・・・」とジェイさんも心配してくれる

私はかつて第11師団第11施設大隊に三年間所属して・・・戦闘工兵(COMBAT ENGINEER)だった

所属していた原隊からもカンボジアへ派遣されている・・・

他人事ではなく・・・常にこのニュースは気になっていた・・・

グリとニューヨーク・・・ 1 なぜかニューヨーク

グリはまだ生まれていない。先が長いので、これから時々、グリとニューヨークの事を書きたい。89年の9月に初めてニューヨークに行ってから、すっかりニューヨークのとりこになっていた。

行くまでは、怖い所とか、摩天楼とかのイメージしか持っていなくて、あの100階以上あるビルの谷間に入ったらどんな感じだろうとしか思っていなかった。

しかし、行って見て、それは想像を超えた世界だった。まず、建物がゴージャスである。1つ1つのビルが個性的で美しい。新しい都会のただ高いだけの建築ではない。そして人の多さ。多いだけではなく、皆エネルギーに満ちている。それもアジアのゴミゴミした人の多さではなく、ビジネスとアートの融和した、スピーディーでスマートでクール(カッコいい)な集団である。

また、どこにで歩いて行けるマンハッタンの狭さ、オアシスとしてのセントラルパーク、何もかも最高のものが揃っている。勿論最低の物もあるが。

最初に訪れた時、帰国する前の日に一人の日本人に会った。友だちに紹介されたジュエリーデザイナーだ。新宿2丁目のゲイバーのマスターの紹介であるから、当然彼もゲイだった。私たちは、何も偏見を持っていない。

その彼T氏は会うなり、「ねぇ、あんた達、赤ちょうちんに行かない」と誘われた。私たちは、赤ちょうちん、と半信半疑で付いて行った。着いた所はダウンタウンにあるポーランドの移民が集う汚い安酒場だった。カウンターの前にビリヤードの台がある。カウンターの上には猫が寝そべっていた。カウンターの中には、中年で太目の愛想のよい女性がカクテルを作っていた。

その夜の出会いが、決定的に私たちをニューヨークに惹きつけた。Tとは古くからの知己のようにすっかり意気投合していた。

そんな理由で、ヨットでニューヨークに着いたら、しばらく住んでみたいと思うようになっていた。

そして、それは最終的にグリのために家を買おうと言うことになる。

写真上  ヨットから降りると世界は驚くことだらけ・・・!!

HOONAH(フナ)・・・3

HOONAHは安全な港である

嵐が近づくと操業中の漁船や、ヨットが避難してくる・・・

船に閉じこもっているのも飽きると、お互いの船を訪ね交流が始まる

日章旗を見て、いろんな人たちが来る・・・

妻は「饗応夫人」と化す・・・!

写真上 漁師のパットさん、かつて早稲田大学に留学していた人・・・

最初は一人で来たが、安全な日本人と確認し、2回目は息子のケリー君を連れて来た・・・ケリー君、日本人に興味津々

お父さんは「これが日本人だ・・・!」、「醤油味のハリバットはこんな味だよ・・・」菓子を出すと「これが日本のスナック・・・」と説明・・・?

更に滞在中何度も顔を出したが、いつも鮭やハリバットを持って来てくれた

写真上  ヨット「MORNING FOG」ナンシーとアーウインのカップル

ワシントン州Tacoma(タコマ)にある「Afifi Shrine Yacht Club」の会長である

最近はアラスカのこの近辺が気に入り,夏のシーズンはヨットで暮らし、冬はキャンピングカーでメキシコ辺りで過ごすそうだ

「直ぐ冬が来るから早く南下しなさい・・・でもGiacier Bay(氷河国立公園)は寄っていくべきだ・・・」アラスカ海域で必要な海図、常備すべきガイドブック、職業漁師の使う出版物(年鑑)など、いろいろ教わる・・・

旅先で日本からの郵便物の受け取りは、寄港予定のヨットクラブとか、大きな町ならアメックスの事務所がいろいろ便宜を払ってくれると・・・

リタイアして、こんな理想的暮らしをしているヨッティーに沢山会った・・・マストの修理や冬の過ごし方を心配してくれた

来年も、ここで又会おう・・・

 

写真下  奥の壁にある箱が「記録式気圧計」折れ線グラフで7日分の記録が取れる・・・気圧の底が分かりやすく重宝している・・・気圧の上がり始めが、天候回復の兆しである

写真上  ヨット「SNOW BIRD」のグレーさん

つい最近ニューヨークから移住しヨットを買って暮らし始めた人だ

N.Y.は何度も訪れた好きな都市ナンバーワンである・・・友人も多い

妻の好きなオペラの話、行きつけだった食料品店「ゼイバース(ZABAR’S)」の絞りたてのオレンジジュースやキャビア、生ハムの話など・・・盛り上がる

 

グレイさんは都会の暮らしに少々疲れたと・・・

知的でナイーブそうな人柄でここの暮らしを続けられるか私は心配だ・・・

ヨットや海のこともあまり知らない様子だし・・・

「ジュノーの南の入り江Taku Harbor(タク・ハーバー)には美しいゴースト(Ghost)が住んでいるんだよ・・・君たちは信じる?」などと他のヨッティーとは一味違ったロマンチックな会話を楽しんだ・・・

妻からの補足

グレイさんは、如何にもニューヨーカーという感じで、それまで旅で会ったアメリカ人とは全然違う。ひと口にアメリカと言っても東部と西部では全く違うし、南部も違う。アメリカの各州はかなり旅したが、中央部だけは行く機会がなかった。そしてニューヨークはまた別。ニューヨークは普通のアメリカではない。その部分だけがインターナショナルなことは勿論、アメリカとは桁外れに洗練された別都市だ。

HOONAH(フナ)・・・2

9月27日(日曜日)税関に現在地を報告・・・Juneau(ジュノー)に到着したら税関本部に出頭せよと指示あり・・・

 

気象FAX(予想図)を見て驚く・・・

天気図上  デカイ低気圧が接近してくる・・・天気図をクリックすると赤い点見えます、現在地です・・・

インサイドパッセージ(内海航路)に逃げ込むのが2日遅れていたら凄い事になっていただろう・・・

この低気圧はここで凌ごう・・・

日本の短波放送で「貴花田一敗で優勝」を伝えている・・・

 

今日開店しているのは韓国系移民の経営するグロッサリーストアーのみ、彼らは働き者だ・・・食料品を購入

この村はネイティブやマイノリティーが多いせいか貧しい雰囲気だ・・・冷たい雨のせいかもしれない

 

酒屋の前で店主のビル・クックさんに会う

「暇なら熊を見に行こう・・!」・・・もちろん暇です!

トラックに木箱やダンボール箱を積んでいる

着いたところは「ゴミ捨て場」だ

写真上  デカイ熊!グリズリー・ベア(Grizzly bear)だという

クックさん車外へ出てゴミを降ろし灯油をかけ火をつける・・・熊は火に動じない

写真上  驚いた! これがアラスカ大自然の現実・・・!三匹いる!

「車から降りても大丈夫だよ・・・」とビル・・・「私も妻も降りない!」

写真上  ワーオ!!・・・目が会ってしまう!!

「若くて健康そうな熊ですね・・・」

「ここに来るのは4歳くらいのが多いよ・・・」

ちょうど母親離れした年頃である

自分の狩のテリトリーを持てない年頃なのだ

上空にはカモメや白頭鷲まで集まっている

鳥達も魚の頭や中骨、皮や腸などを食べに来ているそうだ

写真上  帰路に会った熊はカラスに追いかけられていた・・・

「まだ子供だからね・・・」・・・それにしても情けない奴だ・・・おい、しっかりしろよ!

 

ゴミだけ食べているのでは無いだろうが、しっかり脂肪ものり冬眠の準備は出来ているみたいだ・・・!

 

以前は村の近くにゴミ捨て場が有ったが・・・危険になったので山の中へ移設したそうです・・・思わぬ場所がサファリパークのようになっていた・・・

 

来年あたりには、森や川で自分の猟場を確保して

新しい家族を作れるようになればと祈る・・・!!

がんばれ!・・・君たち・・・!

HOONAH(フナ)・・・1

早朝まだ暗いが、潮が高いうちに内港からアウターハーバー(外港)へ船を移動・・・内港と外港を結ぶ水路は浅い

夜明け過ぎ、外で人の気配がする・・・

木造のヨットが接舷しようとしている・・・冷たい霧雨が降っていた

カッパを引っ掛け着岸を手伝う

写真上  温かいコーヒーでもてなす

ヨット「MOXIE」リンダとロブのカップル

ハワイから直行してきたとのこと・・・

疲れた中にも達成感で輝いていた・・・

ジュノー経由で息子のいるシアトルへ向かうそうだ

私達と同じルートなので再会を約す・・・

 

10時50分、エルフィン コーブ(小人の入り江)出港

出港して直ぐイニアン島の迫る狭い水道(South Inian Pass)を東に進む、潮が早い、波も悪し・・・

 

14時、02分、Pt. Adolphus灯台正横、1021mb、11℃、時々冷たいシャワーが降る・・・

写真上  ハンプバック鯨の潮吹き・・・

 

16時25分、Hoonah港外の浮標に近づく

写真上  振り向くと「虹」・・・しばし見とれる

 

17時25分、Hoonah到着

船具屋に直行し、ジュノーまでの海図購入する

写真上  Hoonah漁港

船具屋に直行した理由は、明日は日曜日だからだ・・・

そして、忘れてはならない酒屋へ・・・

アメリカでは酒屋の日曜の閉店は厳格に守られている

禁酒法時代の名残だそうな・・・ビールを買い込まなくては・・・

 

ここは本土からカーフェリーもやって来る比較的大きな港だ

小人の入り江・・・3

さて、課題が一つある

今回は船の修理は必要ないが、この先の海図が無い

この先の内海航路(Inside Passage)は瀬戸内海のように島々が入り組んだ海域で、詳細な海図が不可欠である

 

入手手段をベイリー先生に相談した・・・あちこち電話し聞いてくれた

40海里東にHoonah(フナ)と言う比較的大きな村があり

そこの船具屋に海図が揃っているという・・・船具屋にも電話してくれた

水上機の便で取り寄せることも出来るが・・・枚数が多いだけに出費を抑えるため自身の目で確認し選びたい・・・

 

ベイリー先生の生徒、エミリーとリリー姉妹の父親(漁師)がフナまでの海図を貸してくれるという・・・好意に甘えることにした

写真上  連絡するとスキッフ(小船)で駆けつけてくれる

写真上  なかなか男前のお父さん

写真上  いろいろ助けて頂いたベイリー先生・・・有難う!

10月4日からハリバット(オヒョウ)漁が解禁になるので、それまでに返却する約束だ・・・10日間ある

近海の泊地、注意事項などいろいろ教わる・・・

 

妻の授業で村人との良い関係が築け助かった・・・

 

夕食は、ベイリー先生を招いてパティーさんから頂いたスモークドサーモンに玉ねぎスライスを添えの前菜、ポテトコロッケと、春雨と肉団子スープそしてデザートに「アップルファンタジー(スライスしたリンゴを甘く煮、クレープに挟み6層位重ね、砂糖をまぶしオーブンへ、テーブルへ運びブランディーを振りかけ火を点ける!)」・・・

話に夢中になり冷えてしまい火は点かなかった・・・残念!!

 

明日、朝Hoonahへ向かうことにする・・・

小人の入り江・・・2

写真上  チエンソーの音がしてくる・・・ALDER(はんの木)を切っていた

写真上  塩水と秘密のレシピが入った中に鮭の切り身を漬け込む・・・この写真は「塩抜き」中・・・

写真上  軽く風に当て干す・・・

写真上  脂の乗ったハラミ・・・船長の好物だ

写真上  スモーカーの中へ・・・

写真上  出来あがり扉を開ける・・・玉手箱の煙が・・・

写真上  これは少しレアにして食感を残す・・・硬いタイプも作るそうだ・・・いずれも皮と身の間が美味しい・・・船長は皮が好物!

写真上  おすそ分け・・・嬉しい!!

写真上  「外は寒いから中へどうぞ・・・」パティーさんとミッチェルさん

「遠くから来たわね・・・危険は無かった?・・・昨日は子供達への授業有難う・・・授業は私も聴きたかったわ・・・」と会話が弾む・・・

「柔らかいスモークドサーモンは野菜と一緒にサンドウィッチが美味しいわ、サワークリームも忘れないでね・・・私の漬け汁の秘密は砂糖を多めね・・・いい匂いがするから、ピクニックに持って行ったら森の熊に気をつけて・・・」

 

私達は、到着後すぐ村人の有名人になっていた・・・!

 

この夜、世界の歴史「アジアの征服王朝」読了・・・